アイスコーヒー、次は炭酸化

2018年10月11日

米国では、ミネラルウォーター、ティー、果汁飲料の炭酸化、いわゆる “スパークリング” にすることが現在ブームである。一方で、コーヒー・ブランドもまた、この“バブル化”がコーヒー・コールドブリューにも効果があるのか、今、試行錯誤の段階にある。
オレゴン州ポートランドに拠点を置くクラッチ・コーヒー・ロースターズ社、スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ社、テキサス州オースティンのカメレオン・コールドブリュー社 (昨年、ネスレー社が買収)、ハイ・ブリュー・コーヒー社、ノースカロライナ州ローリーのスリングショット・コーヒー社は、このようなスパークリング・コーヒー/コーヒー・ソーダの製造を試みるコーヒーメーカーとして知られる会社の一部である。コーヒーそのものの味で炭酸化するのは決して良い出来にはならないという理由から、各社はハニー、レモン、ジンジャー、シトラス、その他の果汁、サトウキビなどでユニークなフレーバーや甘味を加えるなどの工夫を凝らし、12ozボトルあるいは8oz/12oz缶で提供している。
スパークリング・コーヒー/コーヒー・ソーダは、それ自身が単独で成長するというよりも、コーヒー・カテゴリーの一種として伸びていくであろう、そして、炭酸化は、RTDコーヒー進化の過程で自然に迎える次のステップに過ぎないと業界関係者はコメントしている。

(BEVNET, Sept.24, 2018)

業界情報一覧