ウォッカに迫るテキーラ
2023年 7月13日
米国でのテキーラ人気は今なお衰えない。
過去52週間におけるオン・プレミス(レストラン、バー等)での売上に関するニールセンIQ社による調査によれば、米国で、テキーラは前同期を上回りよく売れた一方で、ウォッカの売上は前同期比減少した。
ウォッカとテキーラどちらを好むかについての質問に対しては、米国消費者の間でほぼ半々に分かれている。同期間の販売数量シェアでは、ウォッカの方が、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、イリノイ州、ノース・カロライナ州、及び、フロリダ州で大きく、コロラド州、ジョージア州、カルフォルニア州、及び、ルイジアナ州は、テキーラに軍配が上がった。
フレーバーについては、オン・プレミスでのピュア・ウォッカ需要は2%増加したのに対し、フレーバード・ウォッカは3.3%減となった。
米国では、過去1年間、テキーラは、急速に市場シェアを伸ばし、その勢いは、長年蒸留酒で一番人気を誇っていたウォッカと競うほどである。2022年、米国オン・プレミスでのメスカル及びテキーラ(メスカルの一種)の売上高は前年比17.2%増加したが、ウォッカの売上は低迷したと、米国蒸留酒協会(DISCUS)は報告している。
VinePair, Jun.26, 2023