クラウン社、タイにてレッドブル缶製造工場

2023年 1月19日

飲料缶製造会社クラウン・アジアパシフィック社(クラウン・ホールディングズ社傘下)(米国)は、エナジードリンク・ブランド “レッド・ブル” 生産会社であるTCPグループ(タイ)と提携し、レッド・ブル缶製造に特化した製造工場を建設した。コロナ禍のため、2021年に完成していたが、先月の始動となった。

バンコク北東方面にあるNong Khae Industrial Estateに位置するこのアルミ飲料缶製造工場は、年間8億2,000万缶の生産能力を持ち、将来最大15億缶まで能力拡張可能な規模を有している。

ここでは、レッド・ブルは、東南アジア地域では標準型であるずんぐり型の250mlアルミ缶に、輸出用に充填される。

品質に加え環境保護の面においても高水準を維持するため、同工場では、板厚0.245mmのアルミコイルを使用し出来る限り重量の軽い缶製造を目指しており、また、水使用量の軽減、製缶工程で排出されるゴミのリサイクル、太陽光発電を利用した電力供給等にも注力している。

Nong Khae Industrial Estateには、クラウン・ホールディングズ社がタイに持つもう一つの飲料缶製造工場が、推定生産能力年間約12億缶の2ラインで稼働している。

The Canmaker, Dec.21, 2023

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