米国飲料用アルミ缶需要減で、製造工場閉鎖
2022年12月20日
世界最大の飲料アルミ缶製造会社のボール社は、来年2月に、米国ミネソタ州セント・ポールにある製造工場を閉鎖することを正式に発表した。
今年第2四半期の米国での飲料缶需要の減少に伴い、飲料缶が供給過多になる可能性があるため、ボール社は、今年8月、予定していたネバダ州ノース・ラスベガスの飲料缶製造工場の建設工事を遅らせ、また、アリゾナ州フェニックス製造工場の生産も中止することを明らかにしていた。
今回閉鎖を決めたセント・ポール工場は、2016年、ボール社がレクサム社買収の際に取得したものである。
セント・ポール工場にある飲料缶製造用の機器は、ボール社所有の他の施設へ移される予定である。
The Canmaker, Dec.17, 2022