感謝祭祝日に売れたアルコール飲料
2022年12月15日
米国では11月末の感謝祭祝日が過ぎ、ボストンを拠点とするアルコール飲料配送会社Drizly社は、同社サイトでの売上データを基に、感謝祭祝日から始まる週末にかけて売れ行きが良かったアルコール飲料に関わるデータを報告した。Drizly社は、アルコール飲料の注文をオンラインで受け、全米1,400以上の都市に分布する小売店舗からの配送を手配する。
これによると、まず、テキーラの売上が、昨年のこの時期と比較し7%弱増加した。
さらにRTD(ready-to-drink)カクテル売上が、昨年同期比40%近く増加した。小売店の63%が、来年、持ち運び便利な缶RTDのマルガリータ、ミュール、マンハッタン等を、今年を上回る量で仕入れる計画であることをDrizly 社は言い添えている。
そして、ノンアルコールのワイン、ビール、及び、蒸留酒の今年感謝祭祝日週末の売上もまた、39%、20%、100%とそれぞれ増加したことが明らかになった。
上記の結果からうかがえることは、米国はインフレに直面しているものの、消費者は依然配送費を払ってでもオンラインでの注文サービスを利用していることである。また、クリスマス・プレゼントとして、消費者は、バーボン、テキーラ、(お手頃な価格帯の)スパークリングワインを購入リスト上位に挙げるのではと、Drizly社では予想している。
CSP, Nov.29, 2022