蒸留酒メーカー、米国で缶充填ライン設置

2022年12月 1日

蒸留酒メーカーのペルノ・リカール社北米部門は、米国アーカンソー州にある同社フォート・スミス工場に、高速の缶充填ライン1ラインの据付工事を進めており、現在、米国で急成長を遂げるRTD(ready-to-drink)飲料カテゴリーへの事業拡張に本腰を入れる。

ペルノ・リカール社は、同社としては初めてとなるRTD用缶充填ラインに約2,200万ドルを投じる。これが一旦稼働すれば、Kahlua Coffee Liqueur や Seagram’s Ginのみならず、Jameson Ginger & Lime、Malibu Pineapple Bay Breeze、Absolut Berry Vodkarita、TX Whiskey & Colaを缶充填し、RTD飲料として本格的に供給する準備が整う。

市場調査レポートImpactDatabankによれば、蒸留酒ベースのRTD飲料は、米国では2019年に1,000万ケース以下の売上であったが、昨年には約2,800万ケースにまで伸び、今年は、4,000万ケースに達するものと予測している。

The Canmaker, Nov.25, 2022

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