過去最高、米国のボトルドウォーター売上

2023年 6月22日

2022年の米国でのボトルドウォーター売上高、及び、消費量がともに過去最高になったことが、世界の飲料情報を提供するBeverage Marketing (BMC)社 (米国)によるデータで明らかになった。

ボトルドウォーターの消費量は、2016年に初めてソフトドリンクを上回り、それ以来、毎年、トップの座を維持している。

ボトルドウォーターが提供するゼロ・カロリー、また、カフェイン、及び、人工添加物を含んでいない点が特に米国消費者にアピールすると見られる。

国際ボトルドウォーター協会(IBWA)は、ボトルドウォーターの包装が100%リサイクル可能である点を強調し、ボトルドウォーターが選ばれるのは、ヘルシーな飲料であることに加え、100%リサイクル可能な容器を使用しているからであると伝えている。IBWAによれば、米国のボトルドウォーターはキャップも含め100%リサイクル可能であり、砂糖入り炭酸飲料(soda)等に使用されているプラスチック製ボトルと比べ、プラスチック使用量が少ないと報告している。砂糖入り炭酸飲料に使用されるプラスチック製容器は、ボトルドウォーターの容器よりも252%多く(16.9oz容器の場合)PETプラスチック材を使用しているとのことである。

ボトルドウォーターはまた、その製造過程で水及びエネルギーの各使用量が他の包装済み飲料よりも少ないため、環境に与える影響も結果的に非常に小さいとIBWAは指摘する。ボトルドウォーターのプラスチック容器は、米国で使用されているプラスチック量全体の1.58%弱を占めるほどであるとのこと。

IBWAは、積極的な水分補給を習慣化するために、ボトルドウォーターを選び、消費し、必ず容器をリサイクルするよう、米国消費者に呼び掛けている。

PACKAGING DIGEST, May 25, 2023

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