蒸留酒お試し用に、100mlミニ缶

2022年 6月 7日

ジャック・ダニエルの本社があることでも知られる米国テネシー州ナッシュビル。コルセア蒸留所(Corsair Distillery)が拠点を置く場所でもある。

コルセア蒸留所は、自慢のウィスキー及びジンを、100mlのミニ缶(3ピース缶)に充填し販売開始した。コルセア・ブランドを試してみたいと常々思っている消費者に、気軽に購入できるサイズを提供するためである。最終的には、750mlのビン製品を購入してくれることを願って。

およそ2ショット分の量が入った100mlミニ缶は、受賞歴もあるシングルモルト・ウイスキー“トリプル・スモーク・アメリカン”、ジンでは“アメリカン・ジン”など、同蒸留所の人気ブランドを取り揃えている。

試してみたいという人だけでなく、ゴルフをしている時やビーチでくつろいでいる時にも蒸留酒を嗜むのに便利なサイズだと、コルセア蒸留酒はコメントしている。

これほどまでに小さなサイズの缶で蒸留酒を提供するのは業界でもあまり例がない。コカ・コーラ社、Niche カクテルズ社、Fever Tree社(トニック・ウォーター)は、150ml容量の2ピース缶を使用しているが、100mlの3ピース缶を飲料用に使用するのはめずらしいと言う。

2008年創立のコルセア蒸留所は、米国31州を始め、中米、ドイツでも製品販売を展開する。

The Canmaker, May 31, 2022

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