缶飲料“ワン・ストップ・ショップ”
2022年 5月10日
缶飲料の “ワン・ストップ・ショップ (全てが取り揃えられる店)” を設立した米国ユタ州のVobev社が、飲料缶の製造を開始している。
製缶、充填、出荷、及び、保管を行う120万平方フィート(約11万㎡)の広大な倉庫では、現在、印刷済み、及び、印刷無し、両者の12ozスリーク缶を製造中である。数週間後には、充填ラインの試運転を予定する。
少なくとも4億ドルを既に費やしていると推定されるこのプロジェクトは、近年、様々な種類の飲料が缶で発売されるようになったこと、そしてコロナ禍によるオフ・プレミス(レストラン、バーではなく小売店・オンラインで飲料を購入・家で消費)への移行に目を付け開始された。米国での飲料缶需要は劇的に増え、輸入缶無しでは既存製缶会社が供給できないほどの状況が今なお続いている。Vobev社のこのサービスは、これまでは不可能に近かった、新発売の缶飲料の納入時間短縮を実現すると同社は言う。
Vobev社がユタ州工場に設置した飲料缶製造ライン詳細については、現時点では公表されていない。
The Canmaker, May 6, 2022