さらにエコになるアルミカップ

2022年 4月26日

製缶会社のボール社は、アルミ生産・リサイクルを手掛けるノヴェリス社の協力を得て、同社が使い切りプラスチック製カップに代わる容器として推進する“ボール・アルミカップ(Ball Aluminum Cup™)”製造において、アルミ・リサイクル材含有率を全体の90%にまで上げたことを明らかにした。これにより、ボール・アルミカップは、スポーツ/娯楽、食品サービス、飲料の各業界でのサステナブル容器としての位置付けを確固たるものにした。

ボール・アルミカップは、サステナビリティを5つのカテゴリーで測定し評価するC2C (Cradle to Cradle) 認証規格において、最近、ブロンズの認証を受けており、ボール社の循環型経済・安全性を目指し取り組む姿勢をあらためて強調する形となった。

米国ジョージア州で製造される、全原料の90%がリサイクル材であるボール・アルミカップは、既に使用が始まっている。その主な場所としては、米国デンバー、ロサンジェルス、マイアミ、アトランタ、インディアナポリス、及び、シアトルそれぞれにあるスタジアムである。

特に、ボール社が本社を構えるコロラド州デンバーのボール・アリーナでは、従来使用していた使い切りプラスチック製容器35万個以上を既に排除しており、このペースで進めば年内に排除するプラスチック製容器の数は百万個を超えるものと予想されている。

CanTech, Apr.21, 2022

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