プレミックス・カクテルの勢い
2022年 2月17日
缶(あるいはビン)に既にミックスされて販売されるカクテル、いわゆるプレミックス・カックテル(premixed cocktails)は、昨年、前年比42.3%増と、米国で1年間の売上高増加率が最も高かった蒸留酒カテゴリーの飲料である。昨今、ビール及びハード・セルツァーのシェアを確実に奪っている飲料、それがプレミックス・カクテルである。
米国蒸留酒カウンシルによれば、消費量で、プレミックス・カクテルは、ウォッカに次ぎ多く米国人に消費されている蒸留酒であり、米国産ウィスキー、テキーラ・メスカル、ラムを上回っている。
しかし、缶カクテルの人気がこのように高まるのに伴い、今後、明らかに障害となるのがビール税やワイン税と比較し、州により差はあるものの、はるかに高い蒸留酒に対する酒税である。蒸留酒業界は、州政府に、蒸留酒の酒税見直しを迫っている。
CNBC, Feb.3, 2022