ペプシコ、ヘンプ含有飲料を米国で発売

2022年 2月 8日

ペプシコ社傘下のエナジードリンク・ブランド“ロックスター”は、ヘンプシード・オイル含有飲料 Rockstar Unplugged を今月より米国にて販売開始した。ヘンプは、麻の一種で、CBDはヘンプ特有の栄養成分の一つであるが、ヘンプシード・オイルそのものには、米国では州によっては不法であるCBDはほとんど含まれていない。

ヘンプ・エナジードリンクUnpluggedは、女性やより若い世代といった、従来のエナジードリンク・ファンとは異なる新しい米国消費者層を狙っており、先駆けてドイツで昨年発売したヘンプ飲料が砂糖入りであったのに対し、無糖で、エナジードリンク特有の多めのカフェイン量も減らし、サイズも通常の16ozではなく12ozである。むしろフレーバー、ハーブ・ブレンドを強調する仕上がりとなっている。

ペプシコ社のこのヘンプ含有飲料は、ライバルであるコカ・コーラ社も含めた米国ソフトドリンク・メーカーが新たな消費者獲得を狙い開発を急ぐ新飲料の一種と言える。コカ・コーラ社は、他社との提携を通じ、既にコーヒー、ハード・セルツァー、RTDカクテルなど立て続けに他カテゴリーの製品を最近発売したが、噂される大麻含有飲料発売については、米国での規制を考慮し、いまだ実現されていない。

FOOD navigator-usa.com, Feb.1, 2022 / New York Post, Feb.1, 2022

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