2021年アルミ飲料缶の売上高増加、ボール社

2022年 2月 1日

世界最大のアルミ飲料缶製造会社ボール社(米国コロラド州)は、2021年の飲料缶総売上高を、前年同期の100億ドルから18.5%増の119億ドルに伸ばしたことを報告した。

これは、北米、欧州、及び、ブラジルでの年間を通じての消費量増大、そして、昨年新たに120億缶の飲料缶製造を可能にした製造能力増強計画の成果によるものである。

昨年稼働を開始したボール社アルミ飲料缶製造工場は、米国アリゾナ州グレンデール、同ペンシルバニア州ピッツトン、チェコ、及び、ブラジルにある計4工場である。米国ネバダ州ノース・ラスベガス、及び、ノース・カロライナ州コンコルドでもそれぞれ新工場が現在建設中で、今年から2023年にかけて操業が開始される予定である。

2021年飲料缶売上高増に寄与したのは、北米・中米の59億ドル(前年比15.6%増)、欧州、ロシア、エジプト、トルコを含むEMEA(欧州・中東・アフリカ)の35億ドル(同20.6%増)、及び、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、チリを含む南米での20億ドル(同17.6%増)である。

 

The Canmaker, Jan.27, 2022

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