新たなアルコール飲料を求めて
2022年 1月25日
大手飲料メーカー各社が、今後急成長する潜在能力を秘めた新たな飲料を求めるに従い、ビール、炭酸飲料、蒸留酒のカテゴリー間での動きが激しくなってきている。
米国飲料業界では、昨年から今年年初にかけ、既に、他の飲料カテゴリーで知られるブランドが、全く別のアルコール飲料の発売を試みている:
ペプシコ社ブランドのマウンテン・デュー、ボストン・ビール社と提携⇒ハードMTN DEW
コカ・コーラ社、モルソン・クァーズ社と提携⇒Topo Chicgoハード・セルツァー
コカ・コーラ社、コンスタレーション・ブランズ社と提携⇒フレスカRTDカクテル
ビールブランドのバドライト⇒バドライト・ハードセルツァー
モルソン・クァーズ社⇒Five Trailウィスキー
モンスター・エナジー社、CANarchy社と提携⇒まもなくアルコール飲料発売
アルコール飲料に特化した市場調査会社IWSR社によれば、昨年、米国のアルコール飲料消費量は、売上低迷が続くビールを除き、2020年、過去20年間で最高となる2%増を記録した。
さらに、米国で、今後の新しい飲料のひとつとして現在最も注目されているのが、CBD(心身を和らげる効果があると言われる大麻成分)含有飲料である。コカ・コーラ社やペプシコ社が、今、アルコール飲料業界に関わることで、将来、大きな成長が期待される、米国CBD飲料市場参入への足がかかりを築くことにもなる。
CNBC, Dec.28, 2021