ビール&シードル大会で缶製品の受賞増える

2021年12月 2日

今月中旬に英国で開催された年次インターナショナル・ビア&シードル・コンペティションでは、アルミ缶を容器とするビールの受賞が顕著に見られた。

1886年から続く、“ビールのオスカー賞”と呼ばれるこのコンペには、今年は24ヵ国から応募があり、ビール及びシードルのプロである審査員もまた、英国、米国、アイルランド、日本から訪れた。

今年のコンペでは、缶のビールが、計33クラスから成る9つのビール部門の中で20個以上のメダルを獲得し、特に金メダル・銀メダル受賞が小パック・エール部門で目立った。受賞者の出身国も英国、日本、台湾、オーストラリアに及んだ。

昨年は、コロナ禍で開催が止む無く中止となったものの飲料開発は滞ることなく、その成果として、今年のコンペでは、新たに2つの部門 - 低アルコール・ビール、及び、ロゼ・シードル - が加えられた。

130年以上の歴史を持つインターナショナル・ビア&シードル・コンペティションは、世界の醸造業界トレンドの変遷を映し出すイベントである。

 

The Canmaker, Nov.26, 2021

業界情報一覧