欧州で最も低二酸化炭素の缶ビール
2021年 9月30日
アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社傘下で英国市場を担うバドワイザー・ブリューイング・グループUK&I社は、複数社との提携を通じて、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社が欧州で採用したビール缶としては最も二酸化炭素排出量の少ない工程で製造された缶を使用して、今秋、バドワイザー・ビールを440mlサイズで5百万缶試験販売する。
この缶の原料であるアルミニウムは、Rusal社の不活性アノード技術を駆使し生産される超低炭素プライマリー・アルミAllow Inerta、及び、アルミ再生材である。
そして、このアルミニウムを基に、アルミ製品製造会社ElvalHalcor社(ギリシャ)のアルミ圧延部門であるElval社製造のアルミコイルから、製缶会社キャンパック・グループ英国社が、同社の100%再生可能エネルギーで稼働する工場にてアルミ缶を製造、その後、バドワイザー・ブリューイング・グループUK&I社が、英国にある100%再生可能エネルギーで操業する醸造所にて、100%英国産大麦を原料とするビールをアルミ缶に充填する。
バドワイザー・ブリューイング・グループUK&I社は、英国で最もサステイナブルなビール醸造を目指す。
CanTech, Sept.22, 2021