コンビニで売上伸ばす炭酸飲料
2021年 9月21日
コロナ禍で、米国の消費者がコンビニエンスストアに定期的に訪れる頻度は増え、回を重ねるごとに、一度に購入する量も増えていると、市場調査会社IRI社は報告している。
特に顕著な売上増を見せているのは、炭酸飲料である。
6月13日までの1年間、エナジードリンクは、米国コンビニでの売上を前年同期比15%伸ばした。同カテゴリーの売上をけん引したのは、モンスターとレッドブルの2ブランドで、スイカ(watermelon)のフレーバーなど、画期的な新製品で売上増に導いた。
コーラに代表される炭酸ソフトドリンク(CSD)は、同期間、エナジードリンクと比較すると緩やかな売上増ではあったものの、フレーバーのあるコーラは、前年同期比16.1%増と好調な売上を見せた。コーラ以外の炭酸飲料でも、レモン・ライム、オレンジ、ルートビールのフレーバーが人気を博した。
一方、ハード・セルツァーは、米国コンビニのアルコール飲料カテゴリーの中で最も高い売上増加率を記録したものの、飽和状態の懸念も報告されている。
CSP, Sept.13, 2021