家カフェでコーヒーも変わる
2021年 9月16日
コロナ禍のため通えなくなった大好きなカフェ/コーヒー・ショップ、そこで飲んでいたコーヒーを再現するため、“家でバリスタの如く”美味しいコーヒーを作って楽しむ動きが高まっている、と市場調査会社ミンテルは伝えている。
ここしばらくの間、カフェが小売販売用コーヒーのシェアを奪ってきたが、外出規制により、家庭でコーヒーを作る機会が否が応でも増えたことで、2020年には、コロナ禍前の2019年と比較し、パッケージに入ったコーヒー粉/豆/ポッドの新製品発売が世界全体で8%増加した。これに伴い、コーヒー・クリーマー(コーヒー用ミルク)の売上も上昇している。
今後、コーヒー・マシーンの技術はますます進化を遂げると同時にその価格は下がっていくため、“家カフェ”トレンドはさらに進んでいくであろうとミンテル社は予想する。これを実現するには、小売販売用コーヒー・ブランドは、ソーシャルメディア活用や新製品開発を通じて、豊富な選択肢、コミュニティ、人に伝えたくなるようなものを消費者に提供し、カフェ以上に消費者と関わっていく必要がある。
FoodBusinessNews, Sept.8, 2021