アルミ製キャップ、ワイン用に需要増
2021年 9月 2日
アルコール飲料業界の市場調査を専門とするIWSR社は、昨年販売されたワイン(スパークリング・ワインを除く)のボトルについて、3本に1本の割合でアルミ製キャップが使用されていることを明らかにした。
昨年の世界のワイン消費量は、2019年の場合と比較し10%落ちたものの、コロナ禍により家あるいは屋外でワインを消費する人々が増えたため、小売店・スーパーでのワイン売上は上昇した。この傾向はアルミ製キャップ採用にも優位に働いた。というのも、小売店・スーパーで販売されるワイン・ボトルの大半がアルミ製キャップを使用しているからである。
ワイン・ボトルに採用されるアルミ製キャップは、しかし、利便性、安全性、及び、サステナビリティの点から、小売店だけに限らず、ワイナリーの間でも安定した増加を見せ始めている。
ワイン・ボトル用アルミ製キャップの需要増が特に顕著な市場は、ドイツ、オーストリア、英国、オーストラリア、ニュージーランド、そして米国であると、IWSR社は伝えている。
The Canmaker, July 14, 2021