米国で続くアルミ飲料缶製造能力増強

2021年 7月27日

米国の飲料缶製造会社、クラウン・ホールディングズ社は、米国南西部の地に、製造ライン2ラインを持つ飲料缶製造工場を新たに建設することを明らかにした。

これは、同社にとり、現在建設中のケンタッキー州ボーリング・グリーン工場、及び、ワシントン州オリンピア工場に続く米国内能力増強計画となる。

クラウン・ホールディングズ社は、今年6月末までの第2四半期の業績報告で、中南米を含むアメリカ地域の飲料缶販売数量が、コロナ禍以前の2019年同時期と比べ18%増加したこと、また、今年前半の6ヵ月間においても、2019年同時期比19%増であったことを報告している。

2023年第2四半期に操業開始を予定する同社の増強計画の実現は、しかしながら、遅延する可能性があることも同社はまた示唆する。国内でのアルミ飲料缶需要急増で、飲料缶製造機械の納期延長、輸送用コンテナの不足を主な理由に挙げている。

更に、鉄鋼、木材、セメントなどの建材の需要急増もまた、同社の工場建設工事の遅延の可能性もあると同社は見ている。

The Canmaker, July 21, 2021

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