トランプ関税でコカ・コーラがプラスチック転換か
2025年 2月20日
コカ・コーラは、ドナルド・トランプ大統領が導入した25％の関税により、アルミ缶からプラスチックボトルへの包装の切り替えを進める必要があると発表した。この転換は、米国へのアルミニウムと鉄鋼の輸入に対して関税が10％から25％に引き上げられたことが背景にある。
アルミニウム業界は、米国内での需要に対して米国内では既に十分な溶解能力がないと警告している。コカ・コーラのCEO、ジェームズ・クインシー氏は、コストが増加した場合、他の包装（特にプラスチックボトル）にシフトすることで手頃な価格を維持できると説明した。また、アルミ缶の価格が上昇しても、プラスチックボトルを強調することで競争力を保てると述べた。
さらに、クインシー氏は、25％の関税がコカ・コーラの全体的な財務に与える影響について過度に心配する必要はないと強調。関税の影響は無視できないものの、企業の総コスト構造において包装は小さな部分に過ぎず、米国の数十億ドル規模の事業には大きな影響を与えないとした
The Metal Packager, February 17, 2025