バドライト、米国ビール売上で3位に転落
2024年 8月 7日
コンサルティング会社、バンプ・ウィリアムズ(Bump Williams)によるニールセンIQデータ(NielsenIQ data)分析によると、バド・ライトはついにアメリカでのビール売上No.3に転落した。
7月6日締めの4週間で、アンハイザー・ブッシュのバド・ライトは、店頭ビール米ドル売上高の6.5%を占め、売上3位、同社のミケロブ・ウルトラ・ブランド(Michelob Ultra)は7.3%で2位、コンステレーション・ブランズのモデロ・エスペシアル(Modelo Especial) は9.7%で首位を獲得した。
ニューヨークを拠点とするGoldman SachsのBeverage Bytes調査によると、調査対象となった大多数のビール販売業者でコンステレーション・ブランズのポートフォリオが堅調なペースで売上を伸ばし続けており、全体では16%増、Modeloブランドでは今春前年比で最高38%増となっている。この調査は、米国で酒類を販売する小売店の約30%にあたるおよそ17万店舗を対象としている。
この調査では、バド・ライト論争の影響についても調査しており、販売業者の過半数(67%)が、いまだにトレンドが改善していないと回答している。バド・ライトは2023年4月にトランスジェンダーのインフルエンサーであるディラン・マルバニーを宣伝に起用したことにより、ボイコットに直面した。
ベルギーに本社を置くアンハイザー・ブッシュ・インベブは、バドワイザー以外にもミケロブ・ウルトラを含むいくつかの世界的ブランドを所有しており、ミケロブ・ウルトラの "サマー・オブ・チームUSA "プログラムは、"今年前半にブランド史上最高の市場シェアを達成したばかりの同ブランドの商業的な勢いを継続させる "と述べている。
CSP, July 18 , 2024