スチール製飲料缶、製造終了
2023年 7月20日
製缶会社、アルダー・メタル・パッケージング(AMP)社は、欧州でスチール缶を製造していた最後の二工場のうちの一工場のラインを閉鎖し、アルミ飲料缶用に替える方向にあることを明らかにした。
閉鎖されるのは、ドイツ・ヴァイセンツルム工場のスチール缶製造ラインで、50年以上も前に稼働を開始したラインである。
閉鎖する理由として、ロシアのウクライナ侵攻によるスチール材の不足、それに伴う原料費増、光熱費高騰による製造費増、そして、アルミ缶が提供する優れたサステナビリティを、同社は挙げている。
AMP社は、昨年、アルミ缶製造ライン一部の建設工事を終えており、2023年末までに、アルミ缶製造に完全に切り替える予定である。これにより、AMP社ヴァイセンツルム工場でのスチール飲料缶製造は終了する。
The Canmaker, July 12, 2023