クラフトビール生産量全米No.1の州は
2021年 4月27日
コロナ禍で米国のクラフトビール醸造業界が昨年直面した数多くの障害を思えば、最近報告された2020年のクラフトビール生産量の前年比9%減は、むしろ奇跡であったと言えるかもしれない。
小規模・個人経営の醸造会社が、タップルーム閉鎖を余儀なくされ、それまで樽で販売していたビールを容器 - 主に缶 - に充填して小売店やオンラインでの販売に切り替えた。それは結果的にアルミ飲料缶不足につながり、今なおその状況は続いている。売上を急増させているRTDカクテル及びハード・セルツァーといった強力な競合相手が登場したのも同じ時期であった。
苦境に耐えた昨年のクラフトビール醸造会社の生産量はどうであっただろうか。業界を代表する一組織、米国ブリューワーズ協会のデータを基に出された州別クラフトビール生産量上位7州を以下に挙げた:
(単位:千バレル)
1、カルフォルニア州(約3,356)
2、ペンシルバニア州(約3,156)
3、ニューヨーク州(約1,257)
4、フロリダ州(約1,213)
5、オハイオ州(約1,186)
6、テキサス州(約1,083)
7、コロラド州(約941)
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最下位 ミシシッピー州(約20)
VAINPAIR, Apr.26, 2021