古いビールで発電
2021年 3月30日
ビール・メーカーのハイネケン社は、英国・マンチェスターにある同社ビール醸造工場操業に必要な電力を供給するのに、コロナ禍でバーやレストランで売れずに残ったビールを利用している。
昨年5月より、700万パイント分のビールが、再生可能で環境に優しいエネルギーの一つであるバイオガスの燃料として、醸造用ケトル、及び、缶充填用殺菌装置を稼働するのに活用されている。供給される電力は、1日に約28,000世帯の家屋を暖めるのに必要な電力と同等である。
金額にしておよそ4億5,900万ドル、約8,700万パイントのビールが、外出規制で長引くレストラン/パブの休業で、廃棄せざるを得ない結果に終わっていたかもしれないと、英国ビール&パブ協会は推定する。
ビールが含有するアルコールをバイオガスに変換する施設では、フル回転で、1日に7万リットル相当のビールを処理している。
Beverage daily.com, Mar.22, 2021