ライトビール売上増加、米国

2021年 3月 4日

99カロリーのバドワイザー・セレクト(Budweiser Select)は、これまで米国ミズーリ州セント・ルイスでしか販売されていなかったが、低カロリー・ビール需要の高まりに応え全国展開を開始した。

アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、ライトビールではバド・ライトが知られているが、セレクトの方が重厚な味わいであると説明している。アルコール含有量はほぼ同じであるが、炭水化物の割合がセレクトの方が少ない。

コロナ禍により、米国で減少の一途を辿っていたビール売上が、増加傾向にある。庶民に求め易い価格、親近感あるブランド名、及び、製品開発力が、米国人のビールへの関心を再び呼び起こしている。ニールセン社調査によれば、ライトビールは前年比5%増と昨年の売上を伸ばした。アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社のトップセラーは、健康志向に応えるミケロブ・ウルトラとバド・ライトである。

ライバルのモルソン・クァーズ・ベヴァレジ社もまた、ミラー・ライト、クァーズ・ライト、及び、ブルー・ムーン・ライトスカイといったライトビールの好ましい業績結果を報告したばかりである。

CNN, Mar.1, 2021

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