新興企業、アルコール入りコールドコーヒーに意欲

2020年12月24日

カルフォルニア州育ちの三人がニューヨーク・シティで立ち上げたBOMANIコールド・バズ(Cold Buzz)社は、著名人を含む40人近くの投資家らの支援を受け3,500万ドル以上の資金を調達し、現在話題となっている。この資金を基に今後、20万店以上の小売店での販売、販促強化、並びに、生産本格化を目指す。

BOMANIコールド・バズは、アルコール含有量5.7%、110カロリー、無糖、ゼロ炭水化物、グルテン及び乳製品を一切含まず、ビーガン及びコーシャ対応で、コーヒーのカップ1/2杯分のカフェイン量を含むアルコール入りコールドブリュー・コーヒーである。容量12ozのスリーク缶を使用する。

同社は、米国消費者のRTD(容器を開けそのまま飲める)コールド・コーヒーへの関心が高まっていることに注目し、しかし、アルコールを加えた新たな飲料としてBOMANIを開発した。今年3月に事業を立ち上げたばかりであるが、既に1,000を超える小売店で実績を上げ、現在、米国33州で販売を手掛ける。

RTDコールド・コーヒーは、米国で今後5年の間に60%以上の成長が見込まれている。モルソン・クァーズ・ベヴァレジ社を含む飲料大手は、コーヒー・メーカーと提携し、この波に乗ろうと試みている。

一方で、米国の消費者は飲料をコンビニで入手する傾向が強く、その割合は、RTD飲料については、小売店売上の41%を占めるとニールセン社は報告している。

yahoo! news, Dec.17, 2020 / The Canmaker, Dec.18, 2020

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