缶ウォーター、英国で支持高まる兆し

2020年12月 3日

飲料缶製造会社ボール社(米国コロラド州)が、最近、2,000人以上の英国消費者へ、持ち運び容易な缶ウォーターに関するアンケート調査を実施した結果、55%が、缶が半永久的にリサイクル可能であるとわかっていれば、缶ウォーターを購入するであろうと答えたことが明らかになった。

現時点では、英国成人の73%がプラスチックボトルのウォーターを購入すると答えており、缶ウォーターを常に入手すると答えたのはわずか8%であった。さらに、多くの人々が、ウォーターではプラスチックボトル以外の容器の選択肢が非常に少ないことにも言及した。

缶の優れたリサイクル性、並びに、缶ウォーター入手可能性が消費者に一旦認知されれば、特に環境への意識が高い若年層が缶を容器とするウォーターを選択することを、この調査結果は示唆しているとボール社は指摘する。

コカ・コーラ社は、2019年、米国で販売するDasaniウォーター・ブランドの容器を缶及びアルミボトルに切り替えることを発表した。同年、ブラジルのビール・メーカーのアンベヴ社は、同社初の缶ウォーター・ブランドAMAを発売した。さらに、英国ウェールズのウォーター・ブランドLlanllyr Sourceは、330ml缶でスパークリングを含むウォーター製品を発売し、プラスチックを使用しない将来に向け取り組みを開始している。

CanTech, Oct.16, 2020

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