マルチパック用ラップ、プラスチックから厚紙に
2020年12月 1日
アイルアンド、イタリア、ナイジェリアを含む、東欧・ロシアを中心に28ヵ国をカバーするコカ・コラー・ボトラーの一社、コカ・コーラHBC社は、欧州市場で缶用マルチパックに使用されている従来のプラスチック製ラップを、厚紙製の“キールクリップ(KeelClip)”に完全に切り替える。
既にこの移行は、アイルランド、北アイルランド、オーストリアで始まっており、同社の領域内のEU諸国全て及びスイスにおいて、2022年前半までに切り替えを完了させる予定である。
これにより、年間3,000トンの二酸化炭素、及び、2,000トンのプラスチックの削減が可能となる。
一方、ビールメーカーのアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、英国にて先月、バドワイザーを含む一部の同社ブランドでキールクリップの使用を開始している。
各飲料メーカーは、缶用マルチパックでのプラスチック排除を確実に進めつつある。
Beverage daily.com, Nov.19, 2020