コカ・コーラ、100%rPETボトルに切り替え実施へ
2020年 9月24日
オランダでは、10月より、コカ・コーラ社がオランダで生産する小さめのサイズのコカ・コーラ、スプライト、及び、ファンタのPETボトルに限り全て、rPET材(回収PETボトルからリサイクルされた再生プラスチック)を100%原料として作るボトルに切り替える。大型サイズのボトルについても、来年実施される。
これにより、オランダにおけるバージン材プラスチック使用量については、rPET材50%含有のボトルを使用している現在と比較し、年間1万トン以上削減可能となる。その結果、年間のPETボトル使用による二酸化炭素排出量は21%減少する。
さらにノルウェーにおいても、来年前半、地元生産されるボトル全てが、rPET材を100%使用して製造されるボトルに切り替わる。
地元生産のPETボトル全てをrPETボトルへ切り替えるのは、この二国についてはコカ・コーラ社が初めての企業となる。
オランダ及びノルウェーで高品質のrPETボトル生産が可能となるのは、リサイクリング技術開発に支えられたボトル回収システム”Deposit Return Scheme (DRS)”によるところが大きい。これら二国各々で生産されるrPETボトルは100%リサイクル可能であり、回収後新しいボトル製造のための原料として再び使用することが可能であるとコカ・コーラ社はコメントしている。
今回のオランダ及びノルウェーでのrPETボトル切り替えは、既に同社がrPET100%ボトルへの移行を実施しているスウェーデンに続くものである。
Beverage daily.com, Sept.7, 2020