ビールメーカーJV、大麻入り飲料発売
2020年 9月 1日
米国ビールメーカーのモルソンクァーズ社と、カナダ・ケベック州の大麻生産会社Hexo社のジョイントベンチャーであるTrussベヴァレジズ社が、カナダにて今月、大麻入り飲料を発売した。
昨年10月に、カナダが国レベルで大麻入りの食品・飲料を含む加工品製造・販売を合法化しており、それ以前に既にこの市場向けに準備を進めてきたカナダ・オンタリオ州を拠点とするTrussベヴァレジズ社は、モルソンクァーズ社にとっては、ビール以外の飲料で市場開拓を実現するための一事業である。
今回発売されるのは、大麻に含有されるが効能が異なる2つの成分、つまり、CBD(精神活性作用がないことから、産業用や医療用として幅広く使用される)、及び、THC(いわゆる“ハイ”の状態になる作用等)をそれぞれ様々なレベルで含有するブランド5種類である。12oz(354ml)缶、236ml缶、及び12ozのボトルで店頭に並ぶ。
カナダで飲酒が認められる成人の間で実施されたあるアンケート調査結果は、大麻を吸うと匂いが衣服に付着することを嫌がる人が多く(74%)、吸わずに大麻が摂取できる大麻入り飲料への関心が高まっている(42%)ことを伝えている。
The Canmaker, Aug.26, 2020 / Beverage daily.com, Aug.27, 2020