コーヒーは今でも飲料の“キング”、米国
2020年 3月31日
毎日コーヒーを飲む米国人の数は、2015年以降5%増えたと、米国コーヒー協会(NCA)は、先週木曜日発行した調査書で報告した。
その報告によると、米国人の62%が、昨今、若年層の間で人気が高まっているフローズンやコールド・ブリューといった新しいタイプのコーヒーを含む何らかのタイプのコーヒーを、毎日消費しているという。
米国は、世界最大のコーヒー消費国であり、また、世界最大のコーヒー生豆輸入国である。
以下は、ここ5年の間に認められた顕著な変化である:
- 40歳以下の米国人で、20%が、1週間に少なくとも1度、1杯のコールド・ブリュー・コーヒーを飲んでいる。5年前には存在すらしていなかった飲料である。
- 砂糖を入れずにコーヒーを飲む米国人の数は、2015年から2020年の間で66%増えた
- コーヒーに高品質を求める米国消費者が増え、質の高い豆から作られるコーヒー・ブランドの売上は、2015年以来25%上昇している
一方、別の報道によれば、そうであるがために、米国を含む主要コーヒー豆輸入国や主たる輸入業者は、中南米地域の供給国にて新型コロナウイルス感染症拡張の影響で経済活動制限が今以上に厳しくなった際のコーヒー豆不足に備え、少なくとも1か月分先んじてコーヒー豆を発注していると言われる。
この時期、コモディティの多くで下落が生じているにも関わらず、コーヒー豆の価値は、強い需要に支えられ、以前にも増して上昇している。
Reuters, Mar.27 & 30, 2020