ペプシコ社、ロックスター社買収でエナジードリンク売上増に期待

2020年 3月12日

昨日、飲料メーカーのペプシコ社は、米国でレッドブル、モンスター・エナジーに続くエナジードリンク・ブランドとして知られるロックスター・ブランドを所有するロックスター・エナジー・ベヴァレジズ社を、38.5億ドルで買収する方向にあることを明らかにした。
米国の消費者の嗜好は、砂糖入り炭酸飲料から、コーヒー、ティーのフレーバー飲料を含む低/ゼロ・カロリー飲料へと確実に移行しており、ペプシコ社は、ライバルのコカ・コーラ社と同様に、成長の続くエナジードリンク・カテゴリーでの存在感を定着させるのに懸命である。
自身のエナジードリンク・ブランドとして、既にマウンテン・デューAMP、及び、Game Fuelを持つペプシコ社は、ロックスター社とは、2009年に、北米地域での販売契約を締結している。しかし、これが、ペプシコ社のエナジードリンクの開発を制限していたとも言われている。
米国におけるエナジードリンク/エナジーショット全体の売上高は、2013年から2018年の5年の間に29.8%増加しており、その中でも、モンスター・エナジーは圧倒的なシェアを誇る。コカ・コーラ社は、モンスター・エナジー・ブランドを持つモンスター・ベヴァレジ社の株16.7%を所有している。

(npr, Mar.11, 2020 / CNBC, Mar.11, 2020)

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