スーパーボウルには、アルミボトル
2020年 2月 4日
ペプシコ社は、昨日2月3日に開催された米国のプロ・アメリカンフットボール・リーグ NFL のチャンピオン決定戦 “第54回スーパーボウル” を記念して、ペプシコーラに特別限定版となるアルミボトルを採用していた。
16ozのアルミボトルには、NFLのロゴと、ネオン・ピンク色で描かれた、今年の開催地であるマイアミの文字が飾られ、鮮やかなピンク色のスクリュー・オン・キャップで、スーパーボウルらしい華やかさを出す仕上がりとなった。期間中に売切れたと報道されている。
スーパーボウルの試合そのものと同じレベルで視聴者が注目するのが、アーティストのパフォーマンスで彩られるハーフタイム・ショーであり、ペプシコ社は今年で連続8年目となるこのショーのメイン・スポンサーである。今年のテーマ “ネオン・ビーチ” の下、同社の低カロリー・コーラであるゼロ・シュガーの新たなブランド戦略を、このショー、及び、スーパーボウル開催直前のイベントで展開した。ラテン系のアーティストを主役にした今年のショーでも明らかなように、ペプシコ社は、米国のラテン系米国人コミュニティへの取り組みに特に力を入れている。
ノベルティ的要素を持ち、生産コストもかかるアルミボトルは、限定缶として、あるいは、特定のイベントのためのプロモーション時にうってつけの容器である。同じくスーパーボウル・スポンサーの常連であるビールメーカーのアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社のブランドであるバドワイザーは、今年、中国の新年を祝う限定版ビールにやはりアルミボトルを採用した。中国の製缶メーカーCPMC社による製造である。
(The Canmaker, Feb.3 and Jan.20, 2020)