低糖は、米国消費者の関心事

2019年12月26日

新年の抱負に含む人も決して少なくないであろう、砂糖摂取量の削減は、米国の消費者にとっては常に上がる話題のひとつのようである。
食品・飲料業界の情報提供会社 Innova Market Insights社により実施されたアンケート結果では、米国消費者の5人に3人は、砂糖摂取量の削減が今、関心事として挙げていることがわかっている。
2018年に米国で発売された食品及び飲料の新製品全てのうち、8%が低糖を特徴として売り出している。それは、少ない割合ではあるものの、2014年から2018年にかけて17%増と急増していることも確かである。
メーカーが製品における砂糖の含有量削減を実施する方法として、植物・果物由来とする甘味料使用が増加しており、なかでも、ステビア、モンク・フルーツ (ラカンカ) 、ソーマチンが注目されている。さらには、アルロース (プシコース) と呼ばれる希少糖は、低カロリーである上に、糖尿病や肥満の予防効果があると報告されており、現在業界が注目する糖分である。2017年から2018年の間だけでアルロース使用への関心度は42%も高まっていると報告されている。
2020年、砂糖含有量削減は、食品・飲料業界での新製品開発において、今年以上に最重要要素のひとつになると予測される。

(SmartBrief, Dec.19, 2019)

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