米国クラフトビール業界、最新報告

2019年10月 8日

米国クラフトビール業界を代表する団体、ブリューワーズ協会(BA)が、米国全州におけるクラフトビール醸造所の動向の分析を基に制作した年次報告書を公開した。それによると、米国クラフトビール醸造業界は、2018年、559,545人 (うち約15万が直接醸造所で就業) の雇用を支え、また、およそ790億ドルを米国経済にもたらしている。
2018年、経済への寄与が最も大きかった州は、カルフォルニア州で90億ドル。ペンシルバニア州(63億ドル)、テキサス州(51億ドル)、ニューヨーク州(41億ドル)、フロリダ州(36億ドル)と続く。
米国ビール全体におけるクラフトビール販売数量の割合は、13.2% (前年比4%増)、売上高では、前年比7%増の24.1%である。
米国クラフトビールの成長をきっかけに、BAは、同団体による“輸出開発プログラム”の一環として、欧州と中国それぞれに米国クラフトビール大使を任命し、海外市場への投資を積極的に進めている。このプログラムを開始した2004年以降、米国クラフトビールの輸出は、1,400%増加したとBAは報告している。

(Beverage daily.com, Oct.1, 2019)

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