人気中国茶のための缶製造工場建設
2019年 8月 8日
中国で人気の高い中国茶の一つ、王老吉(Wanglaoji)を製造する工場へ直接、缶を供給する目的で、新しい製缶工場が建設される。
製缶会社であるShengxing グループを株主に持つ製缶会社のパシフィック・キャン社は、中国四川省成都近郊に製缶工場を建設する。同社は、中国茶の王老吉向けに缶を供給する三大会社の一社である。今回の工場建設では、王老吉が既に持つ敷地内に、パシフィック・キャン社が設計と建設を手掛ける、2ピースD&I飲料缶ラインを持つ工場を建設する。2021年前半に操業開始を予定し、標準330ml缶とスリーク缶の2サイズの缶を、年間生産能力6~7億缶で生産する。製缶機械の供給会社については公表されていない。
パシフィック・キャン社とShengxing グループは、Baosteel社、CPMC社ならびにORGパッケージング社とならび、中国を代表する飲料缶製造会社である。かつては中国市場のリーダーであった米国の製缶会社ボール社については、同社が中国で所有する製缶工場をORGパッケージング社へ売却することが、昨年12月、明らかになっている。
(The Canmaker, Aug.7, 2019)