飲料缶の需要、依然高く

2019年 6月18日

米国を代表する飲料缶製造会社、ボール社、及び、クラウン・ホールディングズ社 (以降、クラウン社) はそれぞれ、今年第1四半期業績報告にて、特にアメリカ地域 (米国、カナダ,
及び中南米) にて飲料缶需要が引き続き高いことを明らかにした。
ビール及び清涼飲料において、ダイエット、低カロリー、新しいフレーバー、さらにはプレミア化の要求に応えるための、かつてないほどの新製品の数々、並びに、リサイクルの点で優れた缶を、プラスチックやビンに代わり強く求める環境が、飲料業界での開発を継続的に推し進めている。
ボール社は、前年同期比8%増の飲料缶出荷量を記録した。特に特殊サイズ缶の需要が高く、特殊サイズ缶は、今年第1四半期の同社総生産量の43%を占めた。
一方のクラウン社は、米国では伸び悩んだものの、それを除くアメリカ地域にて、前年同期比2.5%増の飲料缶出荷量を報告した。クラウン社最大の市場であるアメリカ地域は、同社全体の売上の36%を占める。

(The Canmaker, Jun.4, 2019)

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