RTDが、米国のアルコール飲料消費を変える

2019年 6月 4日

持ち運び易く、その場ですぐに飲め、さらに、飲み切りサイズであるアルコール飲料の需要が、米国で著しく高まっていると市場調査会社のニールセン社は報告している。
つまり、RTD (ready-to-drink/購入後すぐにそのまま飲める) アルコール飲料が売り場を賑わしている。
このような新たな市場の中心となる飲料のひとつが、今年4月20日までの1年間の売上が前年と比べて6倍近くに伸びたというモルト(麦芽)をベースとするアルコール飲料である。ハード・セルツァー、並びに、飲みきりサイズの缶ワインが次に続く勢いを見せている。
新製品になればなるほど、利便性を重視した容器が使用され、飲料売上で重要な役割を果たす。その点で、缶の需要は特に高いという。前出の缶ワインのみならず、クラフトビール売上全体の36%を占めるのは、缶を容器とした製品である。前年比25%増加した。
昨今米国で人気が高まっている飲み切りサイズについては、持ち運びやすく便利であり、どのタイプの店でも入手しやすく、飲みすぎるということがないというのがその人気の理由である。

(The Canmaker, May 30, 2019)

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