アルミボトル使用、カルフォルニア・ナパバレー産ワインで
2019年 4月11日
缶ワインは、米国の消費者 - そのほとんどが若い世代 - に受け入れられつつあるが、アルミボトルに関しても、アルミ缶製造会社が、ワイン用に本腰を入れて製造するのに十分な需要が出てきた模様である。
アルミボトルについては、これまで、ワイン用容器として米国法規で求められるボトルサイズがなかったこと、また、それ以上に、ワイン充填ラインへの変更を必要とすることが、ワインメーカーをワイン用アルミボトルの積極的採用から遠ざけていた。
昨今の缶ワイン需要増加が、その状況を徐々に変えつつある。
カルフォルニア州ナパバレーのワイン醸造所、スターリング・ヴィンヤーズ(Sterling Vineyards)社は、ワインの標準ボトルサイズ750mlのハーフサイズである375mlボトルの売上が2桁の割合で増加したと報告する。利便性と、アルコール飲料の摂取を控えるという世の中のトレンドが、375mlのような飲み切りサイズを消費者にとって魅力的なものにしていると言う。
今年早々、スターリング・ヴィンヤーズ社は、再封機能を持つアルミボトルを使用するワインを3種類発表した。同ワイン醸造所は、オーストラリアのトレジャリー・ワイン・エステーツ社の傘下にあるが、オーストラリアは、缶ワインが、すでに長い間、一般的に出回っている市場である。
(North Bay Business Journal, Mar.8, 2019)