英国のクラフトビール、72%が缶を使用

2019年 4月 4日

英国のオンライン流通スペシャリストEeBria Trade社が、英国の600以上のクラフトビール醸造所から集めたデータを基に発表した報告書は、英国では、缶に詰められたクラフトビールの売上の伸長が目覚ましいと伝えている。
2016年、英国内の包装済みクラフトビール全体の16%を占めるに過ぎなかった缶の使用が、3年以内に72%にまで増加した。
缶は、醸造所間だけでなく、英国消費者の間でも人気が高いことも証明されている。ビンから缶へ容器を変更したクラフトビール醸造所が、缶へ変更後、その売上が平均して3倍近くに伸びたことを報告しているからである。さらに缶に限ると、大きめの440mlサイズ缶が最も売れており、現在、ビンと缶合わせたクラフトビール全体の40%以上を占める人気の高いサイズとなっている。
英国クラフトビールのもう一つの特筆すべきトレンドとしては、ノンアルコール及び低アルコール・ビール(アルコール度数2.8%以下)の売上急上昇が挙げられている。過去2年間で、381%増加した。

(The Canmaker, Apr.3, 2019)

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