米国CBD含有飲料、10億ドル市場を目指す

2019年 2月21日

米国にて、大麻を含有する飲料の売上が、2022年には10億ドルを超えると、市場調査会社ゼニス・グローバル社、及び、米国の業界情報サイトのベヴァレジ・ダイジェスト社は予想する。
2018年、大麻に含有されるCBD (カンナビジオール) 成分を含有する飲料の売上は8,600万ドルに達し、今後数年の間に急速に拡張することが予想される。その背景には、規制緩和の実施、大手ビールメーカーによる投資、さらには数多くの新興企業による開発などがある。さらに、最近の消費者は、身体に有益とされる自然食品等を求め、同時に、アルコール飲料の摂取を減らす傾向が見られており、このような消費側の文化的変化も挙げられている。
CBD飲料は、精神的不安、筋肉痛などを和らげる効果がある飲料と位置付けられている。CBDと比較される、大麻に含有されるもう一つの成分THCは、向精神作用があるとされ、消費者向けの製品としての販売は認可されていない。飲料に含まれるCBDの量は、1リットルにつき2mgから100mgと幅広い。すでに20を超えるブランドが、ソーダ、ティー、コールドブリュー、コーヒー、ショット、エナジードリンク、ウォーター、及びビールの飲料セグメントで報告されている。

(Food & Drink Technology, Feb.20, 2019)

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