スーパーボウル観戦に欠かせない飲料は、もはやビールとは限らない
2019年 2月12日
米国最大のスポーツイベント、スーパーボウル。毎年、テレビ最高視聴率を記録するほど米国中が盛り上がるその観戦に絶対に欠くことができないのがビールである。かつてはその独占的な存在であったビールに、昨今迫るのがワイン、ハード・セルツァー、蒸留酒であると言われている。
スーパーボウル開催の時期、バドワイザー、バドライト、ミラーライト、そしてハイネケンが最も人気の高い飲料ブランドであることに変わりはないものの、最近では、それに加えて、クラフトビールを選ぶ消費者も年々増えていると、市場調査会社ニールセン社の最新報告書は伝えている。
近年、ファンが選ぶ飲料はビールだけではない。スーパーボウル開戦までの2週間、スーパーボウル・ファンの59%がワインを、55%がビール、そして49%が蒸留酒を好んで飲むと答えている。
このような変化は、スーパーボウルを観戦する女性ファンの増加にあると言われる。女性は男性よりもワイン、蒸留酒、ハード・セルツァーを選ぶ傾向が強い。また、健康志向のトレンドも反映してか、低カロリー・フレーバー・モルト飲料(FMB)の売上は、2016年のスーパーボウルの頃と比較し、2018年同時期に3倍以上増加した。
永遠に変わることのないであろう、スーパーボウル観戦に欠かせない飲食物:ビール、チキンウイング、チップス。しかし飲料については、それは変化していくのかもしれない。
(Beverage daily.com, Jan.31, 2019)