ソーシャル・メディアが飲み方を変える!?
2019年 2月 7日
ビートルートと呼ばれる野菜、抹茶、ターメリック、チャコール(竹炭パウダー)は、飲料を色鮮やかに見せるのに大きく貢献している。インスタグラムに代表されるソーシャル・メディアの存在により、食べるもの、飲むものを鮮やかに美しく写真に収めることが何よりも大切とする考え方が昨今強くなっている。
このようなソーシャル・メディアが、我々の飲食物の選び方を大きく変えていると言っても過言ではないかもしれない、というのも、いわゆるインスタ映えすることを基準にものを選ぶ消費者が増えているからである。
欧米では、健康志向の消費者増加に伴い、砂糖の入った炭酸飲料に代わり、アイスコーヒーの人気が高まる一方で、カフェインも控えたいという消費者には、ビートルート・ラテ、マッチャ・ラテ、ターメリック・ラテの人気も急上昇中である。その理由は、ノンカフェインというだけでなく、ソーシャル・メディアに向くその鮮やかな色にもあると言われる。
一般的に、飲料は、ソーシャル・メディアでアピールするのに効果的な材料であることが知られている。NetBaseソーシャル・メディア・レポート(2016年)は、ソーシャル・メディアで消費者が最も話題にするブランドとして、飲料ブランドのバドワイザー、レッドブル、コカ・コーラ、ペプシ、マウウテン・デューが上位10位入りを果たしていることを報告している。
(Beverage daily.com, Feb.6, 2019)