バー経営者が、低アルコール飲料を増やす必要性

2019年 2月 5日

Dry January - 1月の禁酒月間運動 - は、飲む機会の多かったクリスマスの時期を振り返り、1月は健康を考え、お酒を控えようと試みる、英国や米国で盛んな運動である。ある調査によれば、昨年から “Dry January”のGoogle検索数は、35%増加したという。
英国では、今年1月、昨年よりも110万人多くの人々がDry Januaryを実行すると答えた。お酒を嗜む英国人の24%が、今後、飲むお酒の量を減らしたいと答えており、18歳から24歳までの世代では、その割合は昨年よりも31%近く増えている。英国のバー経営者の半数近くが、確実にノンアルコール飲料の需要が増えているとコメントする。
バーでは、ノンアルコール飲料は注文しづらいものである。ノンアルコール・スピリッツ・メーカーで、ウォッカやジンの代わりとなるノンアルコール・スピリッツを提供するSeedlip社の昨今の成功には、そのような背景がある。バーで、たとえアルコールが入っていない飲料を飲んでいても、同じようにその夜を楽しみたいもの、と同社オーナーはコメントする。
アルコール飲料メーカー、ディアジオ社(英国)のジン・ブランド、Gordon’sからは、バー/パブ向けに、低アルコールのジンとトニックがまもなく発表される予定である。

(the drinks business, Feb.4, 2019)

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