米国の炭酸飲料とエナジードリンク、売上増で2018年を終える
2019年 1月10日
米国の三大飲料メーカーはそれぞれ、2018年の最後の4週間を売上増で締めくくったと、Wells-Fargo Securities社発表のニールセン・データは報告している。
コカ・コーラ社、ペプシコ社、及びキューリグ・ドクターペッパー(以降、KDP)社はいずれも、スパークリング・フレーバー・ウォーターとエナジードリンクのカテゴリーにおける強気の価格設定と売上で、2018年最後の4週間を前年同期よりもより良い結果を出して終えた。
コカ・コーラ社は、この期間、4.2%の平均価格値上げをしながらも、コカ・コーラ・ゼロの売上を前年同期比10.7%、ダイエット・コークでは同4.6%それぞれ伸ばした。一方、果汁飲料及びボトルドウォーターの売上は、この期間、低迷した。
ペプシコ社も、コカ・コーラ社と同様に低カロリー炭酸飲料の売上を前年同期比4.3%伸ばす一方で、果汁飲料、スポーツドリンクの売上を落とした。それに加えて、同社のコーヒーをベースとするエナジードリンク・ブランド、スターバックス・ダブルショットが最後4週間で5.9%の売上増を記録した。
一方、KDP社は、果汁飲料が売上増を見せ、特に、フルーツフレーバーを中心とする機能性飲料ブランドBaiの売上が好調で、この時期、売上を前年同期比7.6%伸ばした。
米国のエナジードリンク市場もまた、昨年末を上向きで終えた。モンスター、レッドブルいずれのブランドも、低/ゼロ・カロリー、及び、コーヒー・フレーバーをそれぞれ特徴とする製品で売上増を記録している。
(BEVNET, Jan.7, 2019)