2018年、米国飲料容器関連ニュース、トップ5
2018年12月27日
米国飲料容器業界誌 Packaging Digest誌が、オンライン記事の訪問数により決定する今年最も読者の関心を惹いた飲料容器記事上位5位を発表した。
5位:アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社による、歓声など音に反応して光るプラスチック製ビールカップ
(弊社業界情報2018年9月4日付に関連記事)
ロシアで今年開催されたFIFAワールドカップのスタジアム内で、その日の対戦カードに呼応したチームの国名と国旗をデザインしたことでも話題になった。
4位:セブン-イレブン米国社
米国のセブン-イレブン社は、今年5月、ロサンジェルスとその周辺の15店舗にて、Fizzicsスパークリング・コールドブリュー・コーヒーのセルフ・チル(自動冷却)缶の販売を手掛けた。消費者の望む時に缶を冷たくして飲めるオン・デマンドのセルフ・チル缶はコンビニではこのFizzicsが初めてであり、セブン・イレブンが販促を支援した。
3位:Vesslキャップ (日本では弊社ディ・アイ・エンジニアリング社が代理店です)
飲料の基となる成分全てを液状でキャップ内に閉じ込めるため、開栓直前まで鮮度を保つ。販売方法も、一つのボトルと、4つのキャップつまり4種類のフレーバーを詰め合わせた“エコ4パック”と、画期的である。
2位:ネスレ・ウォーターズ社スパークリング・ウォーターの再ブランド化
スパークリング・ウォーターは、2011年から2016年の間に70%伸長した、今、米国飲料市場を最も賑わす飲料である。ネスレ・ウォーターズ社は、同社の持つスパークリング・ウォーターの主要製品のPETボトル・デザインを刷新、同社初となる缶製品も発表し、スパークリング・ウォーター再ブランド化に注力した。
1位:自動冷却(セルフ・チル)缶
4位で登場したセルフ・チル缶技術は、読者の圧倒的な訪問数で1位となった。氷を必要としないセルフ・チル缶の飲料は、時間の経過とともに氷が解けて薄まることもなく、消費者に常に高鮮度の飲料を提供する。ジョセフ社が供給するこの2ピース・アルミ缶は、缶底をひねることで熱交換ユニットを作動させ、中身を1.5分ほどで冷やす、操作が簡単な缶となり販売されている
(Packaging Digest, Dec.3, 2018)