2019年のフレーバーはハイビスカス

2018年12月20日

近年、消費者は、食品・飲料に植物を取り入れることを容認し、好むようにまでなり、その人気が高まっていると、世界的に著名な香料メーカー、フィルメニッヒ社(スイス)は報告しており、2019年のフレーバーとしてハイビスカスを選んだ。
強めのアロマを放ち、レモン果汁のような酸っぱさや渋さが特徴的でありながら、繊細な果実の味をわずかながら残す味であり、摘みたてのミントの葉のような香りすらする、と描写されるハイビスカス。世界で新製品として発表される食品・飲料におけるその使用量は、2012年と比べ、300%近く増加しているとフィルメニッヒ社及び市場調査会社ミンテル社は報告する。
近年、特に、ヨーグルト、ビール、ティー、チョコレートのカテゴリーで、米国、ブラジル、メキシコ、デンマーク、スペイン、及びイタリアで発売される新製品に顕著に見られている。メキシコでは古くから料理に使われているフレーバーでもある。
消費者が、飲料において、砂糖の甘味に代わるフレーバーを求めている今、昔から健康とも関連のあるハイビスカスのようなニッチなフレーバーの需要は高まると予測される。

(FOOD navigator-usa.com, Dec.18, 2018)

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