ブラジルに、新たなる飲料缶製造工場建設

2018年12月13日

米国の飲料缶製造会社、クラウン・ホールディングズ社は、ブラジルに同社としては5番目となる工場を建設中である。
現時点ではD&I 缶製造ライン1ラインとしか伝えられていない新工場の試運転は、早くとも来年末とのこと。
ブラジルは、新政権誕生で経済回復が期待される中、飲料缶においては、ビール缶が独占的な存在で成長を続けており、特に、繰り返し使用可能なリターナルビンから缶への移行が顕著である。
新工場の缶供給先は、近隣に醸造工場を構えるアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社傘下のAmbev社も含まれると見られている。
クラウン・ホールディングズ社は、ビール用に9oz(266ml)及び18oz(532ml)といった新しいサイズの缶を紹介し、好評を得ている。
ブラジル飲料缶市場では、クラウン・ホールディングズ社は、第一位のボール社に続き第二位の29%のシェアを持ち、その内訳は53%がビール用缶、10%が炭酸飲料用缶であり、また、特殊サイズ缶の製造が50%を占めている。

(The Canmaker, Dec.12, 2018)

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