砂糖税が飲料缶売上増を導く、英国
2018年12月11日
砂糖ゼロの飲料、カクテル用ミキサー飲料、そして猛暑が、今年、英国のアルミ飲料缶売上を伸ばしたと、英国飲料缶製造会社協会the Can Makerが発表した。
英国では、今年、清涼飲料に対する砂糖税導入(弊社業界情報2018年4月10日付に関連記事)を契機に、砂糖含有ゼロの飲料への関心が高まり、その結果、缶を容器とする炭酸清涼飲料の売上が上昇している。缶を容器とする清涼飲料は、昨年比4%増の売上を記録し、現在、英国の清涼飲料用容器の20%が缶である。
また、英国消費者の傾向として顕著なのは、大型のマルチパックである。330mlサイズ缶24缶パック売上は、前年比15%増となった。
さらに、缶で販売されているカクテル用ミキサー飲料売上が、前年比39%増と飲料缶全体の伸長に大きく貢献している。ミキサー飲料に使用される大半の缶サイズが150mlであり、そのお手頃な価格と、ちょうどよい量である点が多くの消費者に受け入れられている。
(CanTech, Dec.6, 2018)